三崎まぐろ

関東唯一の、そして日本でも有数の冷凍まぐろの水揚げ量を誇る神奈川県三浦三崎港。天然の防波堤となる城ヶ島を南に栄えてきました。遠洋漁業の基地としても古くから名声があり、ここ三崎から大型の遠洋漁業船が太平洋・大西洋・インド洋に向けて出航し、世界中の旬の時期のまぐろを釣り上げ、数ヶ月後帰港します。大小含め100以上のまぐろ問屋がこのまぐろ漁業を支え、高品質なまぐろを日本全国の消費者の元へお届け出来る仕組みを長年作ってまいりました。

船上で水揚げされたまぐろは即座に処理され、-50°Cに凍結し運搬され、超低温冷凍庫に保管されることにより水揚げ直後の鮮度が保つと言われています。三崎市場では、熟練したプロの目利きが多数在籍し、入札方式によって上質のまぐろが選び抜かれ、 高度な加工技術によりそれぞれのニーズにあったカッティングを施したのち、お客様の元に届けられます。近年では、世界各国に趣いての買付や、養殖まぐろのニーズもあり、三崎の仲買人が目利きをしたまぐろの総称が"三崎まぐろ"と呼ばれています。

また、平成30年春、高度衛生管理を徹底した新市場「三浦市三崎水産物地方卸売市場」が新設され、"三崎まぐろ"ブランド力のさらなる飛躍が期待されています。