豊かな魚食文化をつなぐために
仕入れて売ることだけが僕たちの仕事なのかと、考えます。
2011年の東日本大震災による原発事故と、その後の計画停電時。
低温を保つために冷凍庫が開けられない、加工場の電動ノコギリは使えない。
電気がなければ、何ひとつ仕事にならないことを痛感しました。
そこから、100%自社で電力をまかなうことを目指してきました。
少しずつですが確実に、エネルギーとコストを減らすことができています。
他にも、種の保存、フードロス、教育……
50年先まで旨いまぐろを届けるために、やることは山積みです。
綺麗な海がなければ、まぐろは生きられない。
輸送船に輸送車、冷凍庫がなければ、おいしいまぐろは卸せない。
漁師の皆さんや飲食店がなければ、僕たちは成り立たない。
自分たちの仕事、子供たちの食を守り、青い地球を残していく。
海に関わる僕たちがしなければならない、何より大切な仕事です。