よりよい未来のために、自分たちで考え、動く。
恵、サステナブル宣言。

未来の子どもたちに、旨いまぐろを食べてもらいたい。
私たちが目指すサステナビリティの根底がここにあります。

海の生態系、多様性を守ること
地球温暖化を解決すること
余すところなくおいしく食べること
水産加工業を残し繋いでいくこと

課題は山積みです。
私たちにできることには限りがあるけれども、できることから大胆に取り組んでいく。
そして何よりも、抜群に旨いまぐろを食卓に届け続けます。

海の豊かさを守る

まぐろが産まれ、育つ海の豊かさ。生物の多様性。
仕入先を正しく見極め選択していくことで、豊かな海を守ることに貢献します。

  • 近海メジマグロ(10kg未満のまぐろ)および、“巻き網船“の魚は一切扱わない
    メジマグロの漁獲や、食すことを否定はしません。しかし、すべてではないですが基本的に巻網漁では魚は傷がつきやすく、品質に問題があることが多いのも事実。わざわざまぐろ屋が中央に流通するものではないと考えています。当社では、2012年からメジマグロ・巻網本マグロの仕入、販売を行なっておりません。
  • 漁獲枠に沿った仕入れ(IUU漁業の撲滅)
    IUU漁業とは、無規制・無報告下で行なわれている違法な漁業のこと。密漁や、地域漁業管理機関(RFMOs)の対象海域での、認可されていない漁船による漁業も含まれます。品質だけでなく、”良い”まぐろを選ぶことがまぐろ屋の仕事でもあります。IUU漁業に関しては、まだ中間問屋として見えないところも多く、判断が難しいのも現状です。IUU漁業に加担しないよう尽力します。
  • MSC/ASC認証取得(COC認証)
    MSC認証は天然の水産物、ASC認証は養殖の水産物を対象とした認証制度です。今後、持続可能な水産物を世に出していくことは重要なこと。当社では、2020年9月にMSCを、2022年8月にASCを取得しました。今後も、MSC/ASC商品の流通を増やしていきます。
    MSC-COC認証とは・・・
    ASC-COC認証とは・・・
  • 発泡スチロールの使用の削減
    水産物の流通において、発泡スチロールは欠かせないもの。コスト的にも機能的にも、現在これに勝るものはありません。しかしながら、使い終わった後は扱いづらいゴミになってしまうことも事実です。SDGs先進国では、発泡スチロールの使用を禁止する地域も出てきています。当社では、オンラインショップをはじめ、おもに一般家庭向けの配送での発泡スチロールの使用を停止しました。業務用卸においても今後、お客様との協議の元、削減していきます。

環境負荷の少ない
エネルギー利用

遠洋漁業、超低温冷凍。旨いまぐろを食卓にお届けするために必要なエネルギー量は膨大です。
「まぐろでんきプロジェクト」を通して、環境負荷低減に繋がるエネルギー利用を追求します。
そしてこの活動を水産業のお取引先や同業者、地域へと拡げてまいります。

  • 社屋の屋上に580枚・200kwの
    太陽光パネルを設置
    2012年に、会社施設に10kwの太陽光パネルを設置しました。震災の翌年で、エネルギーと冷凍まぐろ産業との深い繋がりを考えた年でもありました。それから10年経った2022年10月、本工場の屋根に580枚、200kwの太陽光発電システムを導入しました。計算上使用電力の20%前後を自社でまかなうことができます。まだまだ目標のRE100には届きませんが、大きな一歩です。太陽光発電の導入は、コスト面でも非常に効果的です。
  • 脱フロン・自然冷媒の、省エネ型
    冷凍機へ変更
    2022年3月、超低温冷凍庫をフロンガス冷媒から自然冷媒のものに入れ替えました。空気冷媒・省エネ型の超低温冷凍ユニットです。三浦市内の中学校でまぐろの講義を行った時のこと。フロンガスの話をしたら、誰もフロンガスのことを知らず、とても驚いたと同時に焦りました。フロンガスは学校ではすでに解決された環境問題だったのです。 会社に戻りすぐに変更を決めました。設置までに時間がかかり、大きな投資でしたが金融機関にご支援いただき、また横浜銀行に限ってはグリーンローンの第一号案件となりました。
  • 電力見える化のためのシステムを導入
    省エネとなると、「クーラーの温度を上げる」といったような“我慢”を選びがちです。「スマートクロック」「スマートメーターエリア」を設置し、電力使用の見える化を図っています。当社で使用している最大の電力は、超低温冷凍庫。使用電力の時間と庫内温度を計算し、電力使用のバランスを均すべく業務改善を行なった結果、電力の30分ごと最大使用量(デマンド)と、 総使用電力を約10%削減することに成功しました。
    プレスリリース

余すところなく、
おいしく食べ尽くす

フードロスという言葉がメジャーになりました。
まぐろ加工においては、「歩留まり」という言葉通り、約20%〜30%は未利用部位となってしまいます。
我々が選んだまぐろは高品質。未利用部位も付加価値がある商品に変え、加工時のフードロスゼロを目指します。

  • まぐろの血合や骨などを使用したスープ、
    ペットフードの開発
    まぐろの血合には、鳥のレバーの約10倍の鉄分があると言われています。皮にはコラーゲン、そして骨にはまぐろの旨味が含まれます。それらを使い、フィッシュボーンブロス(魚の骨の出汁スープ)を開発。FISHSTAND直営店ですでに販売し、好評を得ています。現在、高品質なペットフードの開発・製造を進めています。
  • まぐろ残渣を使用した肥料の開発
    まぐろの加工時に出る切り粉を専用の機械で肥料化。三浦市の近隣農家さんに提供しています。自然からいただいた恵みを最後まで使い切り、地域と共に循環型一次産業を促進します。

水産業を誇れる仕事に

働いてみないとわからない、水産業の面白さ。
常に、新しく働きはじめる人がいないとサステナブルとは言えません。当社で働くことや水産業に携わることが誇れるよう、働きやすい環境を作り、社会との関わりを積極的に促進してまいります。

  • 小中学校の社会科見学受け入れ、
    食育講義の実施
    30年前の三崎には、まぐろ屋で働くカッコいい大人たちが街中にたくさんいました。現在、まぐろ屋の減少と比例して働く大人たちも減少し、学校の授業では「水産業は右肩下がり」と教えられるばかり。そういった業界の実状が、今の子どもたちにどう映るのかが今後の課題になってくると思っています。積極的に子どもたちの社会見学を受け入れ、カッコいいまぐろ屋の大人の姿を見せていきます。
  • 開かれた工場へ、まぐろ加工場や
    マイナス50℃の自然冷媒冷凍庫の案内
    水産加工の現場は見せないのがこれまでの常識でした。しかしながら、その現場を見てもらい知ってもらうことこそ、価値につながると思っています。積極的にオープンファクトリーのイベントなどを行い、水産加工の現場を見て・感じてもらえるよう、企画していきます。
  • ロボティクス、AIを導入
    まぐろ屋の加工は危険を伴います。そしてその危険の伴う仕事は、30年間変わってきていません。当社では、積極的にAIやロボットの導入を考え、水産加工を危険な作業から安全なロボット操作に変えていきます。
匡光だより

新年あけましておめでとうございます。
2024年がスタートしました。

年始に起こった、天災・航空機事故で被災及び亡くなった方々へ心よりお悔やみ申し上げます。
激しく落ち込んだ旅行・外食業も回復の兆しを見せたコロナ明けの2023年から、
改めて新たな「通常」となる2024年を迎えることになりました。

そんな中でも日本の水産業は、まだまだ問題も多く、その一番の問題は
「問題が問題として認識されていない」と言う事ではないでしょうか。
海洋環境、次世代の担い手、業界のDX化、物流やトレーサビリティやサスティナビリティ...
それぞれの問題に光をあて、新しい風を入れていく。

開かれた水産業のために、今年も新たな取り組みをスタートさせていきます。

そして「新たな常識を作れる会社」を目指し、2024年も精進して参ります。

代表取締役社長 石橋匡光

あけましておめでとうございます。
2023年の仕事がスタートしました。

まぐろは、この1-2年で他の食糧と同様に価格が高騰し、かなりの高値相場となってきました。
同様にまぐろ冷凍倉庫の維持に必要な電気代や付随コストもうなぎのぼり、今後も色々と大変な状況が予測されます。
(お客様には値上げ等、ご迷惑をおかけしています)

これからも高値相場は維持されるのか、あるいは落ちていくのか。
この世情を読んでいくのもまぐろ屋としての面白みの一つでもありますが、
相場の乱高下は長期的には業界に良い側面を持たないと思っています。

安定的に旨いマグロを後世にも提供し続けること。
本来我々の役割にしっかりと焦点を当てた会社経営をしていく所存です。

ところで、私自身は今年で45歳になります。
気が付けば社会人になってからすでに20年を超え、
まだPHSがあった学生時代から超氷河期といわれた社会人1年目...現在に至るまでにはかなりの変化がありました。
スマートフォンだけをとっても仕事の効率が大きく代わり、
そしてこれからもっと人が従事しうる仕事は加速度的に変わっていくのだろうと思います。

我々も時代をみながら変化のスピードに追い付けるよう、
新しい技術・新しい考え方を取り入れたまぐろ屋を目指します。

2023年 正月
代表取締役社長 石橋匡光

三崎恵水産の工場があるのは、三浦半島の先端の城ヶ島。
その海の環境は、僕が生まれた時からでの40年余りでも大きく環境は変わってきました。
そして我々水産業は、その海からの恵みを糧に商いをさせていただいています。

我々が商いをすることが元で、環境を悪い方向にするのは本望ではありません。
海・地球そしてその環境と共存しながら、この先の三崎恵水産は進んでいこうと思っています。
今やっていることはまだ、業界では当たり前ではないことかもしれませんが、数年後当たり前になっていくことが理想です。
もちろん間違っているかもしれないし、意味がないことがあるかもしれませんが、
それはその都度修正しながら最善の選択をして、持続可能なまぐろ屋を目指していきます。

もし我々の考えに共感してくれる人がいたら
三崎恵水産のまぐろを選んでもらいたいし、一緒に協業してもらえたら嬉しいです。

代表取締役社長 石橋匡光

豊かな魚食文化を未来に繋いでいくために。
三崎恵水産は事業を通じて、持続可能な開発目標・SDGsに貢献してまいります。