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三崎恵水産は半世紀余り、神奈川県三浦三崎港を拠点にまぐろの加工販売を行う卸問屋です。“50年先の食卓にも、旨いまぐろを”スローガンに掲げ、国内外へ良質なまぐろをお届けしています。

冷凍まぐろの鮮度を維持するために、大切なこと。それは-50℃の超低温冷凍庫の活用です。超低温冷凍庫の稼働には膨大なエネルギーが必要となります。
私たちは、その使用エネルギーの環境負荷を少しでも低減させるため、太陽光発電の導入や自然冷媒による冷凍機の導入、デマンドコントロールなど、環境に負担の少ない方法への選択を行っています。

水産物の流通において欠かせない「発泡スチロール」を減らすことも、私たちの課題の一つです。

スチロールの原料となる石油が枯渇資源であること、海に流出する海洋プラスチック問題によって海中の生態環境が脅かされている昨今、脱プラスチック、脱炭素の観点からも発泡スチロールの使用を禁止する国も増えています。
当社でも、既にオンラインショップをはじめ、主にご家庭向けの配送では発泡スチロールから段ボールへと切り替えを行ってきました。

しかしながら三崎恵水産の主軸である業務用卸販売においては、未だに発泡スチロールに頼り切った流通から抜け出せていません。
流通の役目を終えた発泡スチロールは、顧客先にとっても廃棄コストのかかる厄介なゴミになってしまうという事実もあり、これらの現状を少しでも改善したいとの思いから、「tunagu」プロジェクトを立ち上げました。

「tunagu」プロジェクトにおいて、当社は第一目標として、冷凍コールドチェーンで使用する発泡スチロールの30%削減を目指します。また将来的には、世界を視野に入れ、発泡スチロールに変わる梱包材の販売展開を図ることで物流における社会問題の解決へと繋がる架け橋として取り組んでいきたいと考えています。

一歩づつ。水産流通にイノベーションを起こす。私たちは行動し続けます。

株式会社 三崎恵水産

代表取締役社長 石橋匡光